世界史の糸

レオナルドやエジソンにはなれないけれど

ジェネラリストでもスペシャリストでもない、一教師の試行錯誤の記録。旧ブログ名:世界史の糸から改題しました。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

授業に関する近況、雑感7 資料問題の作成

今年は応用問題と称して、資料問題をできるだけ毎時間行っているが、文章量はかなりのものになる(このブログでも掲載している、各授業実践を参照)。読解力の低下や活字離れが叫ばれる中、世界史の基礎知識を確認しつつ、文章を読むことにも慣れてほしいと一…

授業に関する近況、雑感6。ノートテイキング

世界史でのノートテイキングに関する指導をいかに行うべきか。 大学での学びも視野に入れたうえで、1講義を聴く 2論理展開を理解する 3重要部をノートにまとめる という学びの方法をきちんと身につけさせたい。一連の過程を実践するには、講義を受動的に受け…

紹介:Ellis, E. G., Esler, A., World History Connections to Today Teacher's Edition その9

以前紹介したアメリカの歴史教科書Ellis, E. G., Esler, A., World History Connections to Today Teacher's Edition,(Prentice Hall,1999)の、史料パート紹介の続き。 以下、該当文献からの引用。 アフォンソ1世:ポルトガル王への手紙 概要:1490年、ポル…

授業実践:三十年戦争

資料 スイスの画家メリアンの書簡(1652) …(ドイツには)おそるべき悪疫,有毒の熱病と、そのほか忌わしい死病が支配しています。…人間は家畜のように野の草を積み重ね(拾い集め),木の葉っぱを取り,煮てむさぼり食いました。いや,その縮んでしまった胃を鎮める…