世界史の糸

レオナルドやエジソンにはなれないけれど

ジェネラリストでもスペシャリストでもない、一教師の試行錯誤の記録。旧ブログ名:世界史の糸から改題しました。

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

授業実践:宗教改革

資料5 私たちが、あの不信仰な教皇たちと同じように、何が信仰にふさわしく、何がふさわしくないのかを考えることは、なぜいけないのでしょうか。…『ガラテヤの信徒への手紙』第二章〔第一― 節以下〕で語られているとおり、聖パウロは聖ペトロが誤っていると…

紹介:マグナ=カルタは授業でどのように扱われるか

マグナ=カルタが授業でいかに扱われているか、日米で比較をしようと以前から考えていた。非常に有名な史料であり、日本における実践報告はいくつかあるだろうと踏んでいたのだが、調べてみるとほとんど見つからなかった。よって今回は瀧和哉の実践*1と、世…

授業に関する近況、雑感5。世界史学習漫画の活用について。

以前の記事で書いたように、漫画の活用を考えているのだが、具体的にどのように使えばいいかアイデアが出ない。風刺画ではなく漫画をいかに授業で活用するか、先行研究を探していたところ以下の文献を手に入れた。 松村啓一、『日本史授業プリント マンガを…

授業実践:ヨーロッパ世界の拡大(大航海時代)

問1 下線部1について、これを立証するのに適切な資料を、資料2~5から一つ選べ。*資料3~5は省略 資料1 商業や航海の発展は、地中海を通じてヨーロッパと東方とを結びつけるルートを次第に時代遅れのものとし、代わって大西洋に面するポルトガルやスペイ…