世界史の糸

レオナルドやエジソンにはなれないけれど

ジェネラリストでもスペシャリストでもない、一教師の試行錯誤の記録。旧ブログ名:世界史の糸から改題しました。

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

教材:イングランドとワイン

「大半の年は豊作で、食糧は充分にあった。夏の平均気温は二十世紀の平均よりも○・七度から一・○度高めである。中央ヨーロッパの夏はさらに暑く、現在の平均気温よりも一・四度高かった。五月に霜が降りると、寒さに弱い作物はやられてしまうが、一一〇〇年…

教材:漢王朝と儒家

『馬上に天下を得るも、馬上をもって之を治むるは難し』「漢の儒者陸 賈が高祖劉邦をいましめたことばの一節。平民出身で天下を統一した高祖が武を誇り、文を軽視したので、文治の重要性を教えたもの。武力で天下を統一できても,武力で統一を維持することは…

教材:リトアニアの独立運動

史料本文 リトアニアは、人口370万人を擁するバルト海に面した国である。1991年に、51年に及ぶソヴィエトの支配を脱して独立をかち得た。ヴィタウタス・ランズベルギス大統領は下の文書の中で、リトアニアが(ラトヴィアやエストニアも同様に)なぜゴルバチョ…

教材:金玉均「東洋のイギリス、東洋のフランス」

金玉均「日本を見習わなければならない。日本が東洋のイギリスならば、朝鮮は東洋のフランスになるのだ」出典:岡百合子、『中・高校生のための朝鮮・韓国の歴史』201p 最近意識しているのは、歴史上の人物の発言を収集しておくことである。教科書で学ぶ歴史…